弁護士求人サイトを利用する際に意識するべきポイントとは?

公開日:2022/11/18

弁護士求人サイトを利用する
法曹三者の中でもっとも自由度が高い弁護士ですが、どのような事務所で働くかによってキャリア形成は異なります。とくに弁護士として新たなスタートを切る方は、さまざまな種類の求人を比較することがおすすめです。この記事では「弁護士求人サイト」の利用について詳しく解説します。意識すべきポイントも紹介するので、ぜひご一読ください。

弁護士求人サイトの利用はどんな人におすすめ?

ネット上には色んな業種の求人サイトが存在していますが、近年では医療や介護に特化したサイトなど業種に特化したサイトが人気を博しています。

弁護士についても例外ではなく、弁護士求人に特化したサイトも続々登場しています。では、弁護士専用の求人サイトの利用はどんな方におすすめでしょうか。

多くの弁護士求人に関する情報を知りたい方

ひとえに「法律事務所」といっても、大手法律事務所もあれば中小規模の法律事務所もあります。現在は一人で経営しているものの、拡大に向けて新規採用を検討している小規模の法律事務所もあります。

加えて、近年では企業内弁護士(インハウス)の需要も高まっており、法務部門でキャリアを形成する方法もあります。

弁護士求人サイトには多くの求人情報が掲載されており、細かく案件が掲載されています。求人内容をサイト上でわかりやすく検索できるため、直接法律事務所や企業を訪問しなくても雰囲気が掴めるためおすすめです。

司法修習地以外にもチャンスを求めたい方

弁護士を志す方の中には司法修習時代の情報や経験を生かして、そのまま司法修習先でキャリアをスタートする方も多くいます。

しかし、弁護士資格があれば色んな場所で活躍できることも事実です。

弁護士求人サイトを活用することで法律事務所やインハウスなど、幅広い職種を知ることができます。全国の求人を把握でき、現在地以外にチャンスを求める方にも向いています。

弁護士求人情報の見方のポイント

弁護士求人情報を掲載する色んなサイトがありますが、どのように見ていくとよいでしょうか。見方のポイントは以下のとおりです。

勤務条件を確認すること

弁護士の求人の中には、法人化し大都市圏を中心に展開しているところも多く、転勤を伴う法律事務所もあります。一方で、1つの勤務地にじっくりと腰を据えて働くスタイルもあります。

弁護士の勤務体系は一般的なサラリーマンとは異なり、業務委託のような方針をとることも多く、将来的には独立を視野に入れて働くことを推奨している場合もあります。

自身の将来のキャリアを見据えて勤務地や勤務体系を確認しましょう。条件の確認を怠ると、キャリア形成に影響してしまいます。給与面も同様に確認が必要です。

法律事務所の方針や勤務人数を確認する

法律事務所には一般民事をメインに扱うところもあれば、刑事事件分野に特化したスタイルの事務所もあります。今後自身がどんな分野でキャリアを作りたいか、すでにビジョンがある場合には専門性が高い法律事務所を選ぶことが大切です。

一方で、独立を見据えて民事・刑事の双方を積極的にこなしたい場合には、中堅の法律事務所で指導を受けながら視野を広げていくことも考えられます。

サイトを確認するときも面接時も、法律事務所の方針は必ず確認しましょう。スタッフや弁護士の配置人数を確認すると、法律事務所の規模も把握できます。

規模が大きいとそれだけ待遇や組織に安定したパワーがあると推測できるため、必ずチェックしましょう。

応募シーズンには注意を

弁護士業界は人材が多くなっているといわれていますが、応募に関しては大手法律事務所に集中する傾向があります。とくに四代法律事務所は人気が高く、募集直後に締め切ってしまうことも予想されます。

採用活動に出遅れてしまうと、希望する法律事務所の応募にすらたどり着かない可能性があるのです。司法試験の合格発表直後から動くべき応募先もあるので、募集状況は見逃さないようにチェックしましょう。

弁護士求人サイトを利用する際に意識するべきポイント

弁護士求人サイトを利用する場合、どんなポイントを意識するべきでしょうか。以下の3つを押さえておきましょう。

弁護士特化型かどうか

法律分野は求人数が多く、パラリーガルや弁護士以外の法務職も併せている求人サイトもあります。

弁護士が求人サイトを使う場合には、弁護士に特化しているサイトを活用することがおすすめです。そのほかの職種が混在していると、求人情報の検索に時間がかかるため注意しましょう。

求人数が多いかどうか

良質な弁護士求人サイトは、求人掲載数も多くなっています。

求人掲載数が多いということはそれだけ多くの法律事務所や企業が、その求人サイトを信頼し情報を掲載していることを意味します。サイトはあるものの、求人数が少ない所は避けましょう。

エージェントの活用は相性の確認を

弁護士向けの求人サイトには「エージェント」がフォローしてくれる場合があります。希望職種や法律事務所の規模などの条件をヒアリングし、転職のサポーター役として情報も紹介してくれます。

大変便利なサービスですが、エージェントも人間であり双方の相性があるでしょう。なんとなく合わない、と感じたら別のサイトを活用してみることも大切です。

まとめ

この記事では利用者も堅調に増加している弁護士向け求人サイトについて、利用する際のポイントを解説しました。高収入も期待できる弁護士業界ですが、職種の幅は広く悩んでしまうこともあるでしょう。

法律事務所も大小さまざまな規模があるほか、インハウスという選択肢もあります。複数の求人サイトやエージェントの活用、従来から存在している弁護士会主体の求人サイトなどを横断しながら、自身に合った就職先を見つけましょう。

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